月あかり
和久傳のショーケースをのぞくのは、デパ地下の楽しみのひとつ。
けれどもたいていは、後ろ髪をひかれる想いで、手ぶらで売り場を後にする。
そして、もう少し現実的なお菜など買って帰る。
昨日はそれが出来なかった。
「月あかり」というネーミングとこの切り口の写真に心を奪われてしまったから。
そして、身をよじるほど美味しかった。
水羊羹と、くちなしなどで色づけない、香りを生かした栗のペーストが
同時に口の中で溶ける。
月は、切る場所によって
ひとつ出ていたり、ふたつだったり。
まるで、1Q84(笑)
もう月の満ち欠けとススキをモチーフにした箸置きはめずらしくないが
初めて見つけた時、とても嬉しかったことを思い出しながら
久しぶりに箱から出してみた。
by f_line21
| 2009-09-22 15:21
| お土産・お取り寄せ