カテゴリ:キッチンから ( 82 )

さもないおかず

暦の上でなく、肌で感じる浅春から初夏の頃まで、どれだけ好きなものがあるだろう。

何日かかけて、夕飯時に撮った数枚の、さもないおかず。

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ほたるいかと優しい味の新玉葱は、粒マスタード和えに。

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新のたけのこ、ちょっと残るえぐみがたまらない。スライスして、薬味とオイスターソースでさっと炒めただけのもの。

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皮付きのベビーポテトは、パルミジャーノをふって、かりかりの焦げを作る。


そして、今は、初鰹の美味しい季節。

真土不二

長崎産の解凍かつおと、ぴちぴちの勝浦産が並んでいる・・なぜ迷う?

一物全体

野菜の皮は、捨てようか捨てまいか?今まで良いと思ってきた事が、皆疑わしい。けれど、柔軟に。

結局、勝浦の鰹と茨城の大葉を買って、たたきにした。


最後は、今夜のおかず。

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この頃は、セロリの葉があると、餃子にしよう!と思う。海老は、かなり大きく切って混ぜる。

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猪八戒の耳みたいな、変な形の私の餃子。いつの間にか、こうなった。

買ったばかりのグリーンパンで焼くと餃子は、信じられないほどするりと鍋を離れた。


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by f_line21 | 2011-05-16 01:04 | キッチンから 

よくねたいも

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最近は、嬉々として台所に立つ事が多くなった。

料理を生業としているのだもの当たり前、と思われるかも知れないけれどそう単純なものでもない。

仕事=義務だから、

いつからか料理は、唯一興味を持ち続けられる対象であると同時に、苦痛を生むものでもあったと言って良い。

生徒さんの、友人の、家族の、「美味しい」に自分を奮い立たせて来た長い日々。

けれどもどこかで、「ただただ、好き」でしている人にはプロ・アマ問わず、絶対に叶わないと自分に言い聞かせる自分が居た。

何がどう作用したのかはわからない。でも、震災がきっかけになったことは間違いないと思う。

料理本をめくってはうっとりし、明日は何を試してみようか?そう眠りにつく毎日が、十数年振りに始まったのだ。

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さて、タイトルの「よくねたいも

(アフィリエイトはしておりません。)

友人に連れて行ってもらった、地ビールの店で甘い甘いフライドポテトに出会った。

なんでこんなに甘いのだろうか?・・その疑問と共に、ずっと心に残っていた。

温度管理の下、熟成させたというメークインを揚げてみてひと口「ばんざーい!」の瞬間でありました。

そして、翌日は皮をむき、小さく揚げてスパニッシュオムレツに。来春、ベーシッククラスを立ち上げたいと考えている私は

なるべくシンプルで、長く作り続けてもらえる料理を見直しているところ。

皆が本当に作りたいと思うものを探しそれをどう魅力的に提案していくか?

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白い器一辺倒だった頃もあるが、しばらく前から

絵の入ったものや、別素材の器を組み合わせてコーディネートしている。

気の多い私は、インテリアもテーブルの上も

テイストの違うものを何とか違和感なく存在させたいと、常に戦って?いる気がする(笑)

昨日衝動買いした「不思議の国のアリス」の器。木の皿と組み合わせて、5月のクラスで使おうと思う。

何を盛ろうか?



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by f_line21 | 2011-04-22 15:24 | キッチンから 

紅玉のジャム

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ジャムを煮て、久しぶりに誰かにプレゼントしよう!と思ったのはhanacoromoさんに頂いた無花果のジャムが、あまりに美しくおいしかったから。

作り方を伺ったら、それは、心遣いが違った。

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せっかくのオーガニック林檎だったので、皮も少し色付く程度に加えている。

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平成の黒船だの、スラム街からホワイトハウスへだのと言ったキャッチコピーで

センセーショナルな日本デビューを果たした Eric Lewis を、かなりの大音量でかけながら仕事をした。

煮沸中のジャムの瓶がぶつかりあって、パーカッション参加。思わず笑みがこぼれる、台所仕事の幸せ。


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by f_line21 | 2010-11-07 22:07 | キッチンから 

イベントのお菓子のこと

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駆け足で東北へ行っていた。

また新しい出会いがあって、旧知の方と近況報告をして、美味しいものを食べて、時間ぎりぎりまで喋り続けた2日間。

今日はちょっとボロボロです(笑)なので、ご報告はまた後日。


帰ると、りんごが2箱待っていた。

一つは生活クラブに注文した紅玉で、もうひとつは頂き物のシナノスイート。

31日のお菓子は、作り慣れたものを数品だけ考えていて後は、キョロキョロ旬の果物など見て、手の動くままにしようと思っている。

多分それでりんごも注文したのだろうけど、ケロリと忘れていた。

今度は大きく分けて2タイプのお菓子を焼くつもり。

ひとつは、バターも使って、甘味もほどよくある、秋に美味しいこっくりする焼き菓子。

もうひとつは、オリーブオイルを使い、乳製品、白砂糖を使わず、素材の味を生かしたお菓子。

体調に合わせて、選んで頂けると嬉しい。

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どうも、昔から同時期に同じもの、買ったばかりのものを頂いてしまう。

記録としては、ポン酢8本、いちご16パック、最近ではハチミツ6瓶。

自慢にならないが、バブルを終えてから、あまり物々交換の多い方ではないと思うので、私に取っては驚異的な数字である。

集まった食品を前に呆然と佇む姿を想像して欲しい。

不思議な友達に「貴女が念じて、集めてしまうんだ。」と言われた。ならば!!他にも欲しいものがある・・・んだけどなぁ(笑)

なかなか思い通りにならないのが世の常であるよねぇ。



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by f_line21 | 2010-10-24 18:33 | キッチンから 

nanaeの夏休み、料理合宿 そのⅡ

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前回に引き続き、夏休みの自由研究に「身体に良い料理と菓子」を選んだ、姪のnanaeとのキッチンダイアリー。

アレルギー体質のnanaeが、なるべく食べない方が良いものに、白砂糖・小麦粉・乳製品がある。

いずれも洋菓子の主要材料だ。

そこで、白砂糖の代わりに黒砂糖やメープルシュガー、はちみつを

小麦粉の代わりはブームの米粉に、バターの代わりは、唯一過熱して食べて害のない油、という説もあるオリーブオイル

そして牛乳の代わりには豆乳を使う事にした。

どこまで、違和感のないおいしさを追求できるだろう?作ったものは、クレープ、シフォンケーキ、クッキー。

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結論を言えば、どれも無理なく美味しかった。参考になる、本やサイトも沢山あった。除去食も、随分進歩したのだ。

自分に、「なじみはないけど、これもひとつのおいしさ!」と言い聞かせなければ食べられないような、悲壮感漂うものではなかった。

ただひとつ、BIOなのに添加物にまみれた、豆乳ホイップ以外は!

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子供と過ごすと、朝・昼・晩の食事を規則正しく摂ろうと思う。

nanaeは梨がりに出かけていた。

私は昼食の支度にかかろうとして、さっき朝食の片付けをしたばかりだと思う。普段、朝はもっと簡単に済ますので、何だか空腹感もない。

帰ったnanaeにそう言うと、

「私はとても充実していたので、朝ごはんを食べたのは、もう昨日の事のよう。お腹空た!」・・・そうである。

私とは、流れる時の速さが違うのだ。

そういえば、年齢を時速に置き換えてみると分かりやすいと友人に聞いた事を思い出した。

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賢者の言葉を、舌を噛みそうな料理用語を、時に甘く、時に苦い水を

nanaeは小さな身体と頭を使い、驚異的なスピードで消化しながら、人生のハイウェイを時速11キロで走行中だ。


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by f_line21 | 2010-08-26 20:07 | キッチンから 

nanaeの夏休み、料理合宿 そのⅠ

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夏休みの宿題の料理ノート作成のため、姪のnanaeが家に来ていた。

もう小5になる。

家族、親戚、ほとんどにアレルギー疾患があり、nanaeも例外ではない。

幸い、アナフィラキシーの(急性アレルギー反応)恐れがあるのは、ピーナツだけで

あまりきつい食事制限はないが

出来るだけ摂らない方が良いものはいくつかある。

それで、今年の料理ノートのテーマは「身体に良い(合った)料理と菓子」

数ある食養生の文献から、料理を拾っても良かったが

出来れば特殊なものではなくて、誰とでも分かち合える

美味しい記憶を持って欲しい。

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食事の欧米化を原因のひとつと考えれば、日本各地の郷土料理は良いヒントになる。

この日の献立は、夏の薬味をたっぷりのせた鯵の冷汁、トマトとおくらの塩ポン酢和え、

カダイフで巻いた鶏ささみのハーブフライ、ずんだ餅。

写真はずんだ餅を作る工程。(相変わらずのピンボケ写真ですみません・笑)

迎えに来た妹と3人で作るのは、ことのほか楽しかった。

枝豆をさやから出すnanae、薄皮を取る妹、粗糖で餡をゆるめるシロップを作る私。

交代で豆をあたり、白玉に豆腐を加えてでっちる。

「眼鏡をかけている時は、写真を撮らないで!」と女の子らしいリクエストだったけど

向こうにぼんやり見える母親の手と、

団子に丸めるその手がそっくりで微笑ましく、シャッターを切った。



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by f_line21 | 2010-08-20 22:44 | キッチンから 

雛仕舞いの、づけ巻寿司

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雛祭り本番の3日

仕事で東京へ出た私は、どちらかにしようと迷っていた映画を

誘惑に負けて2本観てしまったために、

夕飯を、出来合いの惣菜で済ませることとなった。

それで、雛仕舞いの昨日、慌てて冷凍庫にあったまぐろで寿司を作る。

醤油と少量のみりんに漬けてから巻いた。

この「づけ」という調理法もすっかり家庭に定着したが

この海苔巻きは、そんな存在を知らなかった二十数年前に

何度か私のブログにも登場する「イキのいい奴」というドラマの舞台になった

柳橋の美家古鮨本店で、〆に出されたものを真似している。

あの頃は、これを食べるのが本当に楽しみだった。

もっと、酢飯にじゅわっと醤油が染みていた気がする。

小林薫演じた親方を尋ねて、上野の寿司屋へ行ったこともある。

すっかりミーハーと化し、握手を求めた私の手を

大きくて少し湿った手が、寿司を握るようにふわっと包んだのを

今も良く覚えている。

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映画は、加藤周一ドキュメンタリー「しかしそれだけではない」と

10人の監督によるオムニバスで「ニューヨーク・アイラブユー

どちらも良くて、静かに満ち足りた日だった。

人形は結局、晴れた今日しまった。


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by f_line21 | 2010-03-05 15:32 | キッチンから 

クラスリポートⅡ バターが虎にかえる節分

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名作童話「ちびくろサンボ」では、

虎がぐるぐると椰子の木の周りをまわっているうちに、溶けてバターになる。

そのバターで焼いたホットケーキにどれだけ焦がれたことだろう!

それは叶わない夢だけど

バターで虎を作るのは意外と簡単(笑)

本当は、1月のクラスのウェルカムに仕込んだもの。

けれど、不手際があり、お出しできないクラスがあった。

いつも実力以上に献立を欲張るせいか?

もう少し、下準備をさせて頂けばいいのか?

これだけ長い間していても、100点をつけられる日はない。

オリンピックを控えた浅田真央ちゃんではないが

「ノーミスで頑張りたい。」・・・節分の誓い。


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by f_line21 | 2010-02-03 15:24 | キッチンから 

クラスリポートⅠ タジンポットのあるテーブル

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ハクション大魔王でも住んでいそうな、モロッコ生まれのタジンポットが

日本の台所を席巻しそう・・というのは言い過ぎかな?

数ヶ月前に購入、タジン博士のような料理研究家の本を一冊は勉強しようと思い

立ち読みしたばかりの本屋へ行くと、すでに売り切れで増版待ちとのこと。

私が選んだのは、焼きも得意なストウブ社のもの。

シュウマイを温め直す時、麩と野菜の卵とじ、などなど

本来の用途(煮込み料理)でないことでも大活躍。

キッチンミトンをして、いそいそとテーブルに運ぶ時、

そして蓋を開けるとき、いつもにこりとしてしまう。


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by f_line21 | 2010-01-30 19:37 | キッチンから 

干し芋は、ミディアムレア

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本当は、寒風に3日さらすつもりだった。

けれど、3日目は、庭木も芽吹くのではないかと心配になるほどの暖かさ。

それで、100度のオーブンで一時間程乾かした干し芋を

食べる直前に更に火であぶった。

どう思います?

たった2本の芋を1時間近く蒸かし、

2日陽に干し、それからオーブンで1時間乾かす・・・。

不経済この上ないでしょ?(泣)

でも、その代わりに「cafe F.line」(架空)では、

干し芋のスペシャルオーダーを承れますょ。

「安納芋を使って、ミディアムレアでね。」って!


湯のみは、原田 七重さんの作。

母は、本当は私に「七重」という名をつけたかったらしい。

叶わなかったけれど、それでちょっとこの作家の器の前を素通り出来なかった。

時を経て今、同じ音の名を、愛する姪が持っている。


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by f_line21 | 2010-01-24 15:53 | キッチンから 


調理師  フードコーディネーター


by f_line21

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